鬼節(盂蘭節)。ダメなものはダメ。

随分と読者の方をバカにしたようなことを書いてしまうが、
私がこの香港ライフファイルに記事を投稿する時っていうのは
大体の場合においてよっぽど暇な時か、精神的にちょっと弱ってる時間帯であり、
割合から言うならば2:8で後者の場合が圧倒的に多い。

書くこと自体は、私にとっていわゆる自分のためのカウンセリングのようなものらしく、
実際に起こったおおよそ楽しげでない身の回りの出来事を自分の中でゆっくりと解釈し、
かつ皆様にお届けする頃にはクスっと笑えるエッセンスをほんのり仕込んでみる、
そういう作業をすることで自分の精神バランスを保つという役割を無意識的に持たせているようだ。
(というのはさんと葵芳の酒樓で語り会った時に導き出された見解である)

よって、ここのところの記事の連投は日本がお盆休みで仕事が落ち着いているせいもあるが、
プライベートでもいろいろ難しい過渡期を過ごしていることの悲しい証左でもあったりする。

ただ、現実的に考えて連日ブログに記事を投稿し続けると言うプロセスも
大変に骨の折れる作業であるし、何より一人で完結してしまうお話であるので
精神衛生上あんまり健全な営みとは言い難いという事実も私自身は自覚しているつもりだ。

そして、私はまったくの下戸である上に、最近の人付き合いのお粗末さもたたって、
飲み会や食事会の誘いもあんまりかからなくなりつつある、
まさしく寂しい中年男であることも紛れもないもうひとつの事実である。

しかしながら、さすがにこのままブログばかり書いていてよいわけがなかろう。
私は手元のLINEにふと目を落とし、勇気を振り絞ってメッセージを放つ。

聴話今日喺鬼節
聞くところによると、今日は鬼節だよね?

鬼節というのは盂蘭節。日本のお盆っていうのは、失くなった方に会える機会的な発想だけれど、
香港では霊が出まわるちょっと不吉な日くらいに捉えられているような気がする。
よって、伝統を重んじるタイプの人々は早々と帰宅し、夜間の外出は控える。
しかし、なぜそこから会話に入るのか、俺。

係呀
そうですよ

香港人鬼節都可以出街嗎?
香港の方って鬼節でも外に出たりするんですっけ?

都可以,不過我媽夜晚會出街燒紙
大丈夫ですよ。でも、お母さんは夜になるといろんなものを燃やしに行きますけど。

どんなものが燃やされるかは香港ポストさんをどうぞ。
しかし、その10分後・・・
HKLFさん、すみません
我媽叫我今晚唔好出街

如果改星期五夜晚得嗎?

お母さんが今日は(鬼節だから)外にでないでって。
金曜日に約束変更することは出来るかしら?

ある程度予想された答えではあったが、最後のお返事に香港人女性らしさが凝縮されている。

まず、家族(特にお母さん)の言うことがとっても大事なのである。
これは進学とともにすぐに親元を離れ、いかにも一人で育ってきたような顔をする
日本人(若かりし頃の私を含む)から見ると若干異様な行動パターンに映るかもしれない。

が、狭い土地であるが故に必然的に家族と寄り添って暮らす彼らにおいては
小さい頃からなにかとお世話になって、自分のことを知り尽くしてくれている
母親の言うことを尊重するのは至極当然のことである。

そして、思いの外トラディショナル。
「まったく最近の若い人たちは・・・。」
どこででも聞かれる使い古された文句であるが、これは香港も同じ。
主に古き伝統を忘れかけている若者たちをみて嘆く中高年が呟く言葉であるが
そうは言っても節目節目のイベントではそれなりに家族と過ごすことを選ぶ
彼らの生活スタイルは私にしてみればなかなかに出来た子である。

ちなみに、日本ならばこのクダリは基本的に脈が無い時のあれであるが、
おそらくこの小姐、他のジェントルメンからのお誘いの可能性はあっても
別に遊びに出ること自体は嫌ではなさそうである。
ここ香港では、行きたくない時は何の前置きなしに「唔去」ということが許されている。

そうして、今日また新しい記事が香港ライフファイルにポストされてしまったのだ。

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