香港居住民たるもの自宅以外にキッチンを持つべし

食卓

香港ライフファイルを読んでこられた方なら薄々お気づきだと思うが、
私はあんまり自宅でご飯を食べる方ではない。

そもそも、帰る時間が遅くて自炊する体力も時間もあんまりないのが主な原因。
それからここが重要なんだけど、私はやろうと思えば料理をすることが出来る。
ただ、皿を洗うことが嫌いなだけなのである。(あ、物を投げるのはやめて)

まぁ、誰にも信じてもらえないのはおいといて、日本ではあんまり感心されない
そんな私のライフスタイルもここ香港であればまったくもって違和感なく
受け入れていただけるというのはとってもありがたい。

大抵の香港人は自宅近辺の馴染みのレストランに第二の食卓を持っていて、
そこを自宅のように利用して日々の食生活を営む。
それがある意味ここでの常識のようになっている。

しかし。
最近気づいたのだが、私にはそんな自宅外のキッチンがながらく存在していない

うちは場所もちょっと特殊で元々グルメスポットと縁がないという立地でも
あるのだけど、いつもいつも仕事の帰り道にあるレストランで適当に
食いつなぐという私のいい加減な食生活も祟ってしまった。

これはマズイということで、最近私が躍起になって行っているのが
私のような奇特な日本人を優しく受け入れてくれる温かい雰囲気の茶餐廳探し。
どうでもいいを地で行くような話だが、それを今日はシェアしてみたい。

ついに出来た、自分OpenRiceの中では香港No.1の菠蘿飽

これはほぼ朝食専門になってるんだけど、うちの近辺に存在しなかったパン屋が
ついにオープンしてくれた。(正確に言うと一軒あるんだけど、超絶マズイので除外)
しかも、朝の7:30に焼き上がるホカホカの菠蘿飽が美味すぎる

朝起きて、そのまま着の身着のまま、ボッサボサの髪で歩いて行ける距離に
焼きたての美味しい菠蘿飽がある幸せ。本気でプライスレスだ。
毎日犬の散歩のついでにパン屋に寄って、大きな声でおばちゃんに挨拶する、
っていうのが素敵な日課になっている。

尚、香港でも指折りの菠蘿飽を出す金華氷廳とどっちが美味いかは判断が難しいが、
あっちは菠蘿油を出すけど、こっちはないというディスアドバンテージが存在する。
しかし、コテコテギトギトの香港フードもバッチコイな私なのに菠蘿油だけは
良心の呵責からかいまだに口にできないので、自宅側のパン屋で私は満足だ。

ちょっとオシャレな西餐用のレストランも

うちのマンション群は西洋人が多く住んでいる。
それを狙ったレストランもいくつかあって、そのうちの一つがまさに私の隠れ家候補。

値段はそこらの茶餐廳と比べ物にならないくらい高いけれど、朝は英国式の
ブレックファスト、昼はパスタ、夜はしっかりと作りこんだディナー料理と
期待に違わない味で私の舌を十分に満足させてくれるから、非常に重宝する存在。

店の外装やインテリアも可愛くて、まさに私だけの秘密のレストランと名づけたいくらい。
しかし、その見た目とは裏腹に可愛くない値段と人通りの少ない場所にある立地のために
まさに名実ともに秘密になりつつあり、私だけしか客がいないという貸し切り状態に
なることがあんまり珍しくないという悲しい経営状態が続く。

私は少しでもそれの支えになればと思い、頑張って通ってはいるが、その程度で
改善するような雰囲気でもなく、訪れるたびに「これが最後かもな。」と思いつつ
店を後にする。この店の破産が先か、私の財布の枯渇が先か、見ものである。

私のキッチン大本命だが、致命的欠点も抱える茶餐廳

味だけの話をすれば、上記のレストランがベストなんだが、いつもいつも
そんなオシャレなところに通ってるわけにもいかない。
もっと可愛いプライスで料理を提供してくれる店が私の財布には必要なのである。

そこで白羽の矢が立ったのが自宅に一番近い古くひなびた茶餐廳。
ちょっと足を踏み入れただけであんまり嬉しくないタイプの食べ物の嫌な臭いがするし、
使用される箸や食器も年季が入りすぎてちょっと使うのが躊躇われるような店。

ただ、リーズナブルなプライスとそこそこの味を出してくるので基本的な私の要求には
十分にミートしてくる合格点の茶餐廳。それに自宅付近で煲仔飯が味わえるのも良い。
ということで私のキッチン大本命に一番近い店ではあるのだけど、一点致命的な欠点も存在する。

ここの女将がどう頑張っても懐柔できない・・・のである。

人見知りというには可愛すぎるだろっていうくらいの茶餐廳の従業員たちの横柄な態度。
何度か通ってみれば、いつしか笑顔も漏らしてくるようにもなるものである。

さらに言うと、私はなんだかんだいって外国人っぽい雰囲気もまだ幾分残してはいるし、
ちょっと辿々しい広東語も、寝起き?っていいたくなるようなカッコも含めてすべて、
ある意味スキだらけの人間であって、あんまり責めて楽しいタイプには見えないはず。

それなのに、この女将ったら、私が店の一番端っこに座ってるのに厨房の奥の方から、
あんた、何食うのよ!!!早く言いなさいよ!!!」とかけしかけて来る。
他の香港人が聞いているのに、大声で「ゆ〜ひょんけ〜じ〜ふぁん!!!どんれんちゃあ〜!」
なんて叫べるほど私の発音はよくない。せいぜいレストラン中の香港人の失笑を買うのがオチだ。

家族経営らしく、たまに自分の孫を連れてきていたりするのだが、その子にはどっから
出してるのか不思議なくらいの猫なで声で話しかけるのに私に向かっては常に怒声を浴びせる。
私も大分通ってみて、いつ女将の凍てついた心が溶けてくれることか様子見してるのだが、
今のところまったくの進歩なしである。さすがに私の心も折れた。

そういうわけで、私のキッチン開発の道のりは先行きがまだまだ長そうだ。
香港在住の皆さんはすでに自分のお気に入りキッチンはお持ちだろうか。
時間を気にすること無く、夜のつまんないTVBドラマを見ながら居座れるような美味しい店。
私の理想は決して高くないはずなんだけど。

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コメント

  1. おっしゃる菠蘿飽、食べてみたいな。僕も「油」の方は苦手です。「どーしてそれ挟む?」としか思えず。純粋な菠蘿飽に失礼だろう!っていう感覚で。
    けしかけてくる女将さんは、どうなんでしょう?【ぶっきらぼうでいて、じつは心根の優しい香港らしさ】ではないヒトも居そうですよね。お味はどう?っていう部分が気になります。街と違うので存続できると言っても、やっぱり何か良さが無いと厳しいですよねえ。
    「ん?」とスプーンや箸の衛生状態を感じた店では、持ち歩きの機内食カトラリー・塩胡椒を取り出して使ってます。でも、そもそもあのチャプチャプするコップと中の液体は、信じていいんですか?

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