香港人、香港に帰る ー 2月9日

3:55 JST

奇跡的に目覚める。
本来ならば、一時間半前に携帯がうるさくなっていたはずなのに。
いつもアラームを使わない人間だから、こういう時に限って
重要な役を急に割り当てられても困るのである。

予定では東京駅から深夜バスを使って移動する段取りだったが、
急遽首都高をタクシーが走る。凍える。しかし、夜の東京はやはり美しい。

6:35 JST

定刻通り、HK EXPRESS UO 625は出発する。
機内の設備、スタッフの態度やサービス。
たかだか4時間程度のフライトだというのに、
初めて乗るLCCについて、隣がうるさい。
もともと自身がCAだったから、いろいろ気が付かなくていいことが
目についてしまうのだろう。難儀なことだ。

10:45 HKT

ランディング。
どうやら外気温は日本よりよほど暖かいらしく、日差しも東京のそれより力強い。
あらゆるゲートに世界各国から集まったカラフルな機体が並んでいる。
10年以上通い、しかし一度も飽きることのなかった大好きな光景。

11:30 HKT

パスポートチェックで並ぶ日本人たちを横目に、
香港永久性居民の私は誇らしげに、そして颯爽とe道を通過。
これでビザもまた3年間更新された。
バスで市内へと向かう。
空港を一歩出た瞬間感じるこの街の空気。匂い。
絶え間なくやってくるバス、旅行帰りでやや疲れた表情を浮かべ、
それを待つ香港人たちの喧騒。思わずほっとする。

12:30頃 HKT

尖沙咀。真っ先にヴィクトリア・ハーバー沿いへ。
目の前に広がるビル群。
いつも思うけれど、やっぱりどんな言葉でもうまく形容しきれない。
しばし、言葉を失う。
やっと帰ってきたよ。ただいま、香港。そう心の中で呟いてから
人並み以上にやたら感動に浸る、やや滑稽な私の姿だが、
誰もそれに気に留めず、足早に通り過ぎていく。
いちいちひと目を気にしなくてはならない日本とは大違い。
大きく深呼吸をする。久しぶりにまともに空気が吸えた気分だ。

13:00 HKT

インターコンチネンタル、フロント。
「え?そんなはずでは。ほら、これを見てください。ちゃんと予約入っているでしょう?」
そう携帯を差し出す私だったが
「それはこことは別の姉妹ホテル。ここからタクシーで5分程ですよ。」で一蹴。
こんなにカッコ悪いこともそうそうない。
せっかくだから、視界は良さそうなこのホテルを選んだつもりだったのに。
結局、ほぼ紅磡とも言える、残念な方のインターコンチに移る。荷物だけ置いて市内へ。

14:00 HKT

一応、香港支社へ顔を見せに行く。
上司のフランス人はあいにく韓国出張中ということだった。
木曜には帰ってくると思うよ?とか言ってたくせに。
仕事はとことん詰めが甘いヤツだが、陽気で人懐っこい性格で
嫌いになれないフランス人。ま、また今度ね。

15:00 HKT

尖沙咀で飲茶。
初めての香港なんて人を連れてくるなら、どう考えたって飲茶からスタートしたい。
微塵も心配していなかったけれど、やはりご満悦の表情。
私としては、こんな小綺麗なところでする飲茶より、ローカル色の強いところがベター。
本当に美味しい飲茶とは、長いことお目にかかれていない。

16:30 HKT

連れが普段お世話になっている香港インテリア照明界の巨匠、TINO KWAN氏のオフィスへ。
大通りから一本それるだけで随分と街の様子が変わる。
この街にキラキラした姿を期待していた女性には辛いシーンかも、とも思ったのが、杞憂だった。
炮台山の工業ビルの一角にあったオフィスでは、本人はいなかったものの、
スタッフたちが暖かく迎えてくれていた。
「ちょっとお茶でも」と連れて行かれたのは階下の茶餐廳。
日本ではなかなかありえない、この飾らない態度がこの香港人という人種の良さでもある。
無条件に奶茶と西多士がテーブルに運ばれ、まだ飲茶の余韻を楽しんでいるお腹がさらに満たされる。

18:30 HKT

中環。
ランドマークやIFCをはじめとする大型ショッピングモールをめぐる。
この街のいわゆる下町と呼ばれる場所も当然ながら私の大好物だが、
その一方でこういう場所も歩いていてとても気持ち良くて気に入っている。
そんな2つのコントラストが常に隣り合わせになっている事も香港の魅力のひとつ。
あたりも暗くなってきて、街の雰囲気も俄然盛り上がってきた。
IFCのテラスから、しばし九龍を望む。
巨大クルーズ船が出航していく。なんて素晴らしい港街だろうか。

20:30 HKT

「これはあの恋するなんとかの家があったところ?」
ご名答である。
フライデーナイトを謳歌する外国人たちで賑わうSOHOでは
四川菜大平伙へと吸い込まれる。辛いもの好きは、四川料理の前では無条件降伏なのだ。

22:00 HKT

深夜を前に段々とボルテージをあげつつある蘭桂坊を経由して港の方へ下りる。
いよいよこの旅、初めてのスターフェリー。
思えば、この愛すべき5分間という時間は、私の毎日の通勤時間に
組み込まれていた時代もあったいうのに、いまや乗ること自体が大イベントである。
しっかり一番右側の席をキープして、夜景に備える。

22:30 HKT

1881

1881でしばらく観光した後、AQUAへ。
この場所は私の香港生活の主に後半に欠かせなかった場所であり、
今回の旅でも絶対に行きたかった場所。
わかりやすいカッコよさと、階下に見える美しい絶景がどうにも印象的。
… が、金曜夜である。あいにく、ゆっくりできそうな雰囲気でもなく、
ペニンシュラはフェリックスへ。

0:00 HKT

Happy Birthday!
今年の誕生日を、フェリックスで迎える。
なんだか、ガラにない気もするけど、テクニカル的には良い歳に
なってはいるので、たまには良かろう。

ホテルへ戻る。
部屋はハーバービュー。パーシャルだったけど。
香港のパーシャルビューってのは、ほんとえげつない。

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コメント

  1. HAPPTY BIRTHDAY & お帰りなさい!
    13:00HKT でクスッとしてしまいましたが、楽しいステイをされた(されている?)ようで何よりです:-)
    もっとhklfさんがブログ更新してくれるように、頻繁に帰国してくれることを願うばかりです….

    • HKLF
      • HKLF
      • 2018年 2月 12日

      恵さん、ありがとうございます 🙂
      も~本当に恥ずかしいミスをしてしまいましたが、楽しい旅でした。
      今年はもっといっぱい香港へ飛んで、ブログにも少し動きがでるといいなと思っています。

    • ルシャベール佳恵
    • 2018年 2月 13日

    HKLFさん、生日快楽!!

    久々の投稿、嬉しいです!
    お元気そうで何よりです。

    インターコンチ、紛らわしいですよね。私も昔、面接に行った時、やってしまいました
    フェリックス、未だにあるんですね〜。HKLFさんが行かれたのはちょっと意外ですが。

    今年はもう少し頻繁に香港帰国してください!
    もうあのブログが読めないのはとても寂しいので…

    • HKLF
      • HKLF
      • 2018年 2月 13日

      ルシャベールさん、お久しぶりです。
      そして、ありがとうございます!

      今年はもっと香港に飛んで記事の更新も頑張りたいと思います 🙂

    • applegate
    • 2018年 2月 15日

    こんにちは。ひとつ前の記事にコメントした者です。
    昨年9月は結局見送ったのですが、今年のお正月明けに行ってまいりました、香港。
    なんというか…もっと身構えなければいけないかと思いきや(ひとりだったのもあり)、予想に反して不思議となぜか自分にフィットする場所でした。
    たかだか4日間の、所詮は旅人だったのですが、知らん顔しながらも実は暖かく迎えられた感覚は、気のせいではなかったかと!
    HKLFさんの久々の記事を読んで、言葉に出来ない気持ち、という一文に激しく共感してしまいました。
    また、たのしみに待っています、ブログの更新も、そして自分がまたあの空気を味わいに行けることを!

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