自分だけの香港・カオス溢れる街の男たちの社交場を訪れる – 旺角・雀仔街

今日はたまたまうちのワンコが手術しなければいけない、
という事情があり、旺角へ。

この街、本当にいろんな意味で濃い場所で、
人も多いのも手伝って、一回行ったらもう向こう数ヶ月はいいや
と思ってしまうような、正直言って私とは少し相性の悪いところではある。

しかしながら、今日の記事に登場するのはそんな私でも、
趣味も手伝って割と足繁く通う場所なので、ご参考までに紹介したい。

旺角の人混みに疲れたら、立ち寄ってみてはいかがだろうか。


地理的にはMTR旺角駅というより、太子もしくは旺角東の方が近い。

まずは通称フラワーストリートと呼ばれる花墟道
ここには花やその他植物、種子、ガーデニング用品を売る店が軒を連ねる。

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ガーデニングに関するものなら、ほとんど何でも揃うし、
肥料や土も日本からの輸入物があるから、香港のベランダ菜園愛好家に人気。
ちなみに、G/Fは花屋、その上は時鐘酒店というあり得ない設計は気にしない。

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ここに来れば、花たちのその美しさには心癒されるし、
何より街自体に花の匂いが漂っているので、歩き回るのも楽しい。

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土日になるとやはり若干混む。
また、旧正月前になるとこの街自体がものすごい盛り上がりを見せるので、
その熱気を味わうために訪れて見るのも良いだろう。

私の場合は、ベランダでいくつか植物を育ててみたりしているし、
オフィスの机の上におくためのものを買いにここによく足を運ぶが、
その際には必ず隣の通りにも足を伸ばす。

すぐ隣の雀仔街
雀仔とは、広東語で鳥さんたちのことを指す。

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フラワーストリートの突き当りにその入口は見つかるはずだ。

雀仔街の門をくぐってみれば・・・

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あ、いたいた。鳥さん街だけに鳥さんがいた。

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街の中には無数の鳥屋が集っており、これまた無数の鳥たちが売られている。
大きなものから小さなものまで何でもそろう品揃え。

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「虫公」もちゃんと売られている。
(虫嫌いのひとは拡大して見ないように。)

しかし、私がここに足を運ぶ理由はそんな売り物目当てではない
鳥も嫌いではないが、飼う気なんてさらさらない。

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なんせここの人たち、本当に鳥さんを愛しているのだ。

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通りの天井からぶら下がる無数の鳥かごたち。

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実は、香港中の鳥さん愛好家のおじさんたちが持ち寄ったもの。
自分の子供のように可愛がっている鳥たちとともにここに集うのである。

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そして、だれの鳥が素晴らしい容姿をもっているか、
どの鳥が一番美しい声で鳴くか、を延々と品評し合うわけである。
それだけ聞くと、どこの貴族かと思うような高尚な趣味だろう。

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こんな上半身裸になってるような貴族もなかなかいないが・・・
しかし、鳥を愛する心には変わりはないのである。

ちなみに、過去の記事たち :
あなたが香港の虜になる31の理由の26個目だとか、
かつてのエリート達はどこへ行ったのかを執筆した際には、
私の脳裏には常にこの街の光景が浮かんでいた。

鳥かごをもってはあちこちからやってくるおじさんたち。

私は彼らがどうやって生活しているのかを心配するとともに、
この街のそういう大人の道楽を存分に楽しむ空気が好きなのだ。
ある意味、男たちの社交場といったって良いかもしれない。

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大の男たちがこの街に集まり、小鳥たちを愛でる。
これまた随分とラグジュアリーなことではないか。
私はこういう人生の過ごし方がとっても好きなんである。

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コメント

  1. 上から2枚目の写真と下から2枚目の写真など、背景がぼかしてあるものってHKLFさんご自身の撮影なのですか?こういう写真、とても印象的で好きです。が、半裸のお兄さん(おじさん?)がオウムに向ける眼差しの心地よく幸せそうな表情も、負けぬくらい印象的です。だけど、最後の写真などは、もう、その男性の視線の方向や別な表情と平和な雀集団との対比がすべてを物語っているかのような。。。なんだか象徴的ですね~。
    密度の濃すぎる旺角に何かの間違いで入ってしまい、その空気の中で溺れそうになると、ウチもここに向かいます。でも、こんなふうに男性諸氏の心情の一面には気づけたことが無いように思います。ありがとうございます。

    • HKLF

      こえださん、ありがとうございます。

      この街歩きシリーズの写真は全部私が撮りにいったものばかりです。
      ちょっと大きめのカメラをもって、あちこち歩きまわっていますよ。

      まー、この男たちといったら、道楽にどっぷりといった感じですが、
      こうやって熱中できるものや友を持つことは幸せなことだと思います。
      この空間にしばらく身をおいてみることで、
      香港人の人生の楽しみ方、っというのが少し分かるような気がしてきますよね。

      ま、別の見方をすれば、ただの暇人のおじさんたちの集うなんですけど、笑

    • bonbon
    • 2014年 5月 18日

    香港で、屋外で“遊んでる”のって、男性ばっかりですよね。
    公園や道端で将棋打ってるのも、鳥籠提げてるのも。
    おばちゃんたちはどこで何をしているんだ?と、いつも不思議に思ってます。家の中で麻雀でもやってるのかしら。
    鳥インフルエンザやSARSで、一時は存続も怪しまれましたけれど、残って本当に良かったと思います。

    • HKLF

      bonbonさま、

      そうですよねぇ。
      こうやって道楽に興じているひとたちって、男ばかりですね。
      きっと奥様方は自宅で優雅に暮らしてらっしゃるのでは
      ないでしょうか。で、追い出された男たちのたまり場が
      こういう場所だったり、ジョッキークラブだったり。

      そんな貴重な現実逃避の場所なのですから、
      鳥インフルにも負けずにこれからも残っていって欲しいですよね。

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