朝から郊外飲茶という香港きっての贅沢 – 川龍村茶樓

毎日会社と自宅を往復していると本当にストレスが溜まる。
だから、たまにはストレスを発散するようなアクティビティが
必要なわけだがこの香港、ただでさえ狭い上に「休日にまでオフィスに
近づきたくない」となると、いよいよ行き場所が無くなってしまう。

それに、大抵の香港人は買い物、映画館もしくは自宅という
お決まりのパターンで休日を過ごすことが多いのではないだろうか。
マカオ、深センあたりも近いとは言っても毎週毎週行くような
場所とは決して思えない。

そんな香港にあって「食べること」は市民共通の貴重なストレス
解消方法。口コミで広まる話題の名店めぐりから、自宅付近に点在する
自分だけの隠れ名店探しまでひたすら食べて、食べて、食べまくる。

幸い、食べ物屋だけは掃いて捨てるほどあるし、流行らない店はすぐに
潰れて新しい店にとってかわるというサイクルが急ピッチで回転している
ため、店探しのネタには全く困らない。さすが食の都である

 朝から飲茶するという至福を求めて

さて、今日の私は休日だというのに少しだけ早起き。
それもそのはず、早茶をするために私はここへ来ているのだ。
早茶とは簡単にいえば、「朝から飲茶」すること!

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MTR荃灣線の最終駅「荃灣」。
とは言っても、ここが目的地なのではない。ここからミニバスに乗り換える。
ちょっと遠出して、噂の郊外飲茶しにいくというわけだ。


小巴の乗り場所はこちら。
翠華餐廳のすぐ近く。

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私なりに早起きした気がするけれど、バス停にはすでに長蛇の列。
並ぶことが大嫌いな私だけれど、これも美味しい飲茶のため。
背に腹は代えられないってヤツだ。

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お腹が減りすぎてそこらのお店でつまみ食いしそうになる誘惑に
負けそうになりながらも、我慢して小巴を待つ。
すると目的の80番がやってきた。「川龍村」行き。

荃灣を抜けるとバスはちょっとした山道に入る。
それは西貢に向かうときのような鬱蒼と緑が茂った森の中に通った道で、
少しだけ脱都会できてるような感覚を味わうことが出来る。

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バスに揺られること約20分くらい。
目的の「川龍村」に到着。
ここは多くの登山者の出発点になる場所であり、(だから混んでたんだね)
私が目指す飲茶を提供する茶樓が存在することでも近年多くの注目を集める。

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そこにはよくある香港郊外の「村」の光景が。
高層マンションなんかここには存在してなくて、白塗りの一軒屋が
軒を連ねる静かで穏やかな時間が流れる独特の佇まい。
少し都心を離れるだけでこんな郷村に出会えるなんて。

この時点で少し旅行気分のようなものが湧いてきて
ここで見るものがちょっとだけ新鮮に映るようになってくる。

さてさて、話を飲茶に戻そう。私はとってもお腹が減っているのだ。
通常、ここに飲茶しにくるお客たちは次のどちらかを訪れることになるはず。

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彩龍茶樓 Choi Lung Restaurant

もしくは、

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端記茶樓 Duen Kee Chinese Restaurant

私はたまたま席の空いていた彩龍茶樓に入ったけれど、仕組みは基本的に同じ。
全てセルフサービスなのだ。

自分で席を確保し、食器を持ってくる。さらにはお茶や點心を取りに行くのも。

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したがって、こんな感じの小学校の給食時間のような光景が広がる。

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しかし、これがまた良い。
目の前で作られる美味しそうな點心を自分の気分次第でひとつ、
そしてまたひとつ選んでいく楽しみ。

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目の前がこんな状態なのだ。
レストランに座って、紙のメニューにチェックしていくより、
よっぽど面白いし、食欲がどんどんそそられて、すでに腹ペコ状態。

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私のテーブルにも次々と點心が並んでいく。
朝から飲茶するというこの至極の贅沢
これこそ香港冥利に尽きるというもの。

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ゲテモノ嫌いな私だけれど、意外にこれは大丈夫。鳳爪。
みなさんは食べられるかな?

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地元民、外国人問わず人気の高い蝦餃。

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甘党な私にはピッタリ。
市内に売ってるところはあっても、美味しいものにはなかなか巡り会えない。
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袋の中にはスパイスのきいた鶏翼。好味!

まだまだある、川龍村の魅力

と旅行気分、そして完全セルフサービスというなかなか経験できない飲茶。
で私は身も心もお腹いっぱい。

しかし、ここの魅力はただそれだけではなさそう。
その秘密を探るべく、村の奥へと少し足を進めてみる。

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階段を降りていくと、小川のせせらぎが聞こえてくる。

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やっぱりあった!
香港ではなかなか見られない透き通った綺麗な水の流れる小川。
魚もいっぱい泳いでいる。

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そんな湧き水を使って育てられているのが・・・。

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これ、西洋菜。クレソン。

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小川から水を引いて自家製で西洋菜や通菜を作っているのだ。
これ一面、西洋菜!
通りでさっき食べたものはとっても新鮮だったわけね。

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こうやって毎日その場でとれた野菜が村の茶樓で使われているという。
ちなみにビジターでも、採れたての野菜は購入可能。

そんな自然と隣合わせの環境、そして健康志向の高い香港人にとっては
地元野菜という安心を提供してくれるこの村の茶樓はとっても魅力的。
飲茶も美味しいから、この村までわざわざ通う常連客もたくさん

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畑からみる村の風景。本当にのどかだし、ここは祖母のうちの匂いがする。
マイナスイオンがそこら中に・・・。ちょっとしか都会から離れてないのにね。

ということで、川龍村の郊外飲茶
點心は最高レベルかと言われれば疑問符もつくが、確実に平均点は超えるもの。
そして何より、
– 都会から離れたのどかな田舎で味わう小旅行気分
– 自分で點心を選ぶことの出来る至福
– 自家製野菜がすぐ側で作られている幸せと安心
が香港人を惹きつけて止まないところなのであるのだと思う。

小巴に乗り合わせてくるだけの価値、いわゆる非日常がここにはある。
私もこれからまた一週間オフィスで頑張る元気をこの村で
いただいたから、来週もなんとかやってけるはず。

ちなみに、今回「私にしては早起き」と書いたが、川龍村到着時点で
すでに時間は10:00頃。ほぼ満員の状態だったから、大人数で
あんまり待ちたくないという人はもう少しお早めにどうぞ。

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