大志を抱いて香港にやって来る前に読んでおきたい些細なこと

 

「そろそろ、税金はらわないとな。」
2014年3月29日正午、私の言葉である。
そう、今まさに香港は納税シーズンなのだ。

香港の税金は日本のように天引きされるのではなくて、
一年に一度自己申告して、指定された期日に納税というスタイル。

毎年届く、納税用の緑の封筒を見るたびに憂鬱になるのだが、
税金の額面に関しては、政府から補助が出ていたり、
控除項目も多かったりで、日本で収める税金よりは
かなり少ないので、そこらへんは助かってはいる。

世界を魅了する金融都市の裏側

この税金のお話にしても、世界の金融都市・香港のメリットなわけで、
実際たくさんの投資家が母国の重税から逃れるようにして、
(富裕層として)来港してるわけだけど、
じゃあそこで実際生活している一般市民はどうかっていうと、

他国の人が思っているほど、楽じゃない。

っていうのが正直なところだと思う。

前にも少し書いたけど、香港は多くの富裕層とこれまた多くの貧困層が
小さな場所に混在するとても残酷な場所でもあるのだ。

金融都市としてのきらびやかな香港のイメージと、
一市民の肌感覚との間で想像以上のギャップが存在している。

公共料金系は確かに安いよね

前述の税金もそうだけど、各種公共料金は割と安めな設定。

電気料金とか、毎年政府から補助が出たりするので、
払わなくていい月とかも発生したりで、素直に嬉しい。

MTRやバスを始めとする交通費も日本に比べると激安だし、
映画だって、1,000円かからず観ることができる。午前中なら500円だ。

今のところ香港政府はお金は潤沢のようで、
お隣のマカオのように余った税金を市民に還元したりもしている。
(本当に余っているかは実に疑わしいしけどね)

ちなみに、市民も自分たちの利益には特に敏感なので、
前回政府が6,000香港ドルの市民への返還を渋った時に
デモを繰り返した挙句、結果しっかりと返還をもぎ取った
(香港政府よ、デモに寛容すぎないかい?笑)

クレイジーな不動産、本当にクレイジー

良い面があれば、悪い面もあるのが世の常。

香港の不動産価格が異常に高騰しているのは有名な話。

そりゃそうだ、こんな東京とほぼ同じ人口がいるのに、
面積は東京の3分の1
しかも、香港、意外に家を建てちゃいけない地域が多い。

政府も不動産価格の鎮静に躍起になっているけれど、
多くの資産家、企業が不動産投資ありきのシステムを
作り上げているので、本当に下がらない

家賃のために働く奴隷たち

中国人の不動産への異常な執着も背景にはあると思うけど、
結婚前に家を買うとか、なかなか無い話である。

仕方なく、賃貸をするわけだが、それでも都市部なら、
家賃30万円以上とかがざらだったりするし、
相当郊外に妥協しても10万円以上はかかる。

しかも、こんなに出したのにこれなの?という狭さ。
日本と比べたら本当に涙が出る。
ひどいところになるとこんなんだよ

そんな住宅事情だから、家計に対する家賃の圧迫は想像を絶する
海の上に住んでたり、そんなとこに住めちゃうのってくらいの
小さな家もあったりするけど、この住宅事情の産物。

収入の半分以上が家賃に消えるという人も、わんさかいる

食費で浮かそう、生活費

香港といえば、食の街でもあるし、B級グルメということで、
お手軽価格のレストランが紹介されることも多い。

それは、間違ってないこともない。

今でも、探せばお値段もB級価格で頑張っているレストランはある。
だが、物価の高騰はすさまじく、茶餐廳だって、
私が香港に来てから平均価格が相当上がっている。

会社のランチでちょっと外で食べようものなら、
100香港ドル(1,300円)くらい簡単に消える。
東京でも、もうちょっと節約して食べてる人が多いんでなかろうか

食費を甘く見ることなかれ

そういうわけで、香港の食費は安いから、っていうのは、
間違ってないこともないけれど、過度の期待は禁物なのだ。
旅行者ならまだしも、これから香港で住もうっていう人が、
食費を安易に見積もっていると痛い目に会うのは目に見えている。

私の怖いと思っている、香港マクドナルドなんて、
何のアナウンスも無しにどんどん価格変更してくるんだけど、
しかも、20セントとかずつに分けて、地味に上げてくるんである。

あれ、ビッグマックってこんなしてたっけ?ま、いいか。

的に上手に洗脳されてしまうので、コーラ宣言以上に恐ろしい。

中国もいっちょまえに発展してるわけで

と、ちょっと脅してはみたけど、それも事実なわけで、
税金、交通費等がイメージ通りに安い中で、その他の生活費、
特に家賃がとんでもなく大きな負担になっている。

いつかの記事で、世界の各都市の中で、
上海の駐在員の生活費が一番高い、ってのを見たことあるけど、
一昔のようにチープな中国と現実はちょっと距離が出てきてるのだ

香港も近年の日本の不景気で人気の海外就職先になってきている、
とも聞いているけど、実際こっちに来てみて、
家賃の奴隷になっちゃう人を、私も結構見てきている。

そうならないように、これから香港に来る人には、
大志だけじゃなくって、お金と資金繰りできる能力を抱いてやってきて、
ぜひ成功して欲しいと老婆心ながらに思うのである。
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