そうだ、鎌倉散策に行こう!

香港ではまだ民主化デモが続いている。
ここまで来ると、私が出張を終えて香港に帰る頃にも続いている気配が
濃厚だし、もしかしたら私も一緒に民主化を叫ぶことができるかもしれない

しかし、毎日見るニュースは日に日に過激なものになってきているから、
どうも現場はそんなに呑気なものでもなさそうだ。
あの平和で高度な治安が売りでもある香港からこんな凄惨な映像が届いている
とはにわかに信じがたい。というか、香港の行末が本気で心配になったきた。

 ちょっと東京から離れて気分転換

さて、私の出張もあと2週間というところで、今日はやっと東京近郊に
遊びに行くことに成功した。実家に帰ったり、都内をうろうろしたりは
あったのだが、こうして気分転換に東京を離れてみるというのは初めて。

行き先はいろいろ考えたのだが、「鎌倉」に決定。
適度な近さであることと、普段外国に住んでいるだけに日本古来の文化に
どっぷりと浸かってみたいと思ったからである。

ちなみに、私が鎌倉に行くのは今回が初めてではない。
実は日本を出るまでも幾度と無く行ったことがある。
が、正確に言うと、江ノ島に遊びに行くときの通過点であったことが
ほとんどで、当時の私には魅力的な街には思えなかった。

 私も歳をとったってことだね

IMG_1832
そんな私とはちょっと縁の無かった鎌倉ではあるが、結論から言うと
一日じゃ時間が足りない!と思えるほどに私はこの日帰り旅行を満喫した。

小町通り〜鶴岡八幡宮〜報国寺〜建長寺〜円覚寺という、
鎌倉から北鎌倉へと縦断する定番散策ルート。
落ち着いた街並み、コジャレた門前町、歴史を感じさせる建造物。
日本の、しかも武家文化に育まれたストイックな禅の世界。

過酷な出張生活に疲れた私はこれらに無意識のうちに惹き寄せられたと
言っていいだろうし、私も少しずつ歳を重ねてきて、ようやく心のどこかに
眠っていた日本人らしさが首をもたげてきた部分もあるのだと思う。

香港のやたら綺羅びやかでうるさい寺院も見てて楽しいものではあるが、
鎌倉の寺院のように私の心の琴線に触れてくるものとは残念ながら思えない。

どこかの誰かさんみたいにならないために

ところで、私がひとりで街を歩いている時に出会ったのは多くの外国人観光客。
鎌倉のほかにも、日本にはこうして見てもらえる観光地が数多くあるが、
これは実はとても幸せなことだし、これからもそれが続くように
つとめて守っていくことが大事だと最近つくづく思うようになってきている。

どうして私がこんなことをいきなり言い出すかというと、
香港を出る前に、とある中国人から妙なお話を聞いたからなのである。

この大陸から来た中国人はご多分に漏れず、香港を小馬鹿にした発言をする。

香港には歴史も文化も無い、と。

気持ちは分からんでもないし、実際に香港という街自体が中国大陸部の
都市に比べるととんでもないくらい若い街である。
歴史的な文化財の数なんてせいぜい知れているだろう。

しかし、面白いのはよくよく話を聞いてみると中国は中国で、
歴史的に政権が大きく動くとともに前政権で栄えた都市がことごとく
破壊されていく、という悲劇を繰り返したため、イメージほどに
現存する文化都市や文化財が多くない、というのである。

だから、台湾に残る古き良き中国を探し求めてわざわざ海外旅行をしたり、
日本の京都や奈良の寺院を見ては、その美しさにため息を漏らす。
我々から言わせれば、「これってあんたの国から影響受けて作ったのに?
という不可解な驚きが出るとともに、ある種の哀れみすら感じてしまう、
あんた、香港のことバカにしてる場合じゃないでしょ的状況。

そういう反面教師に私は出会っているわけである。

 街をあげての文化保存

IMG_1853
最後にさらにもうひとつ今日の鎌倉で私が素敵だなと思ったことは
特定の寺院だけが綺麗に保存されているだけでなく、その付近にある
民家も日本古来の建築をそのまま残す努力をしていること。

私の祖母宅も日本らしい建築が売りの古民家だったのだが、
このたび帰省した際にすっかり洋風にリニューアルされていて、
便利になったのを喜ぶと同時に、少しさみしい思いをした記憶がある。

住んでいるものの高齢化問題や、何より古い建築物はその維持に莫大な金が
かかる等、その保存には並々ならぬ努力が必要なのは私も知っているのだが、
散策の途中にも目を楽しませてくれるそれは旅行者にとってまさに感激もの。

ポツポツと周りの風景に馴染まない建築が増える中で、それでも
頑なにその景観を維持するため頑張っておられる方々には
この場を借りてお礼を申し上げるとともに、これからも出来るだけ(!)
頑張って欲しいし、私たちの後の世代の人達にも同じ景色を
見せてあげられたらなぁ、と人知れず思うのであった。

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