しばらくぶりに吹いた香港B級グルメへの回帰の風

B級グルメと私。とんと疎遠な仲である。

同じく香港在住の人の生態を横目で見てみると、毎日のようにローカル飯に
喰らいついていて、食の都を謳歌している日本人の方たちも大勢いらっしゃるようだ。
私もこちらに住み始めた頃、率先してそういうローカル料理に挑戦していっていた過去も
あったような気もしないでもないけれど、それも遠い昔。

 仕事帰りの私に必要なのは平穏な時間なのだ

おそらく私がB級グルメ店に足を運ばない最大の理由は、人が多いから
店内は当たり前に大混雑。相席はもちろんのこと、ひどい時になると行列を作らなければいけない。
私はこれでも仕事中はそれなりに真面目に働くから、夕方になるともうグロッキーなのだ。

そんな中、地元の香港人たちとアグレッシブな席取り争いをやった上に
おばちゃんたちに急かされるようにしながらディナー(いや、晩飯というべきだな)を掻きこむ
っていうのは気が落ち着かなくていけない。

それだったら、ちょっとくらいお金出したって、落ち着いて食べられるところで
読書でもしながら(大抵2chとか見てるけど)ナイフとフォークを握ってるほうが気が楽なのだ。

 B級っていう可愛い価格じゃない気がする

いや、でもそんなに人が入ってないローカル店だってある、っていう人もいるかもだが、
今までも店構えはいかにも「知る人ぞ知るB級グルメの老舗」という雰囲気を醸し出しながら、
出てくる料理は何の捻りもない、激マズローカル店に多数遭遇しているから、
その危険は身を持って体験しているし、仕事帰りにそんな意味の無い冒険を犯したくない。
端的に言って、人が入っていない店は激マズ店である可能性が限りなく高い。これは万国共通だ。

いわゆる外れのローカルレストラン。冗談じゃなく災害みたいなもんだと思う
決して人間が食うために生まれてきたと思えない料理を目の前にそれを完食する困難に
打ちひしがれるわけだから、食の都もへったくれもない。
まぁ、最近はOpen Riceなる有能なヤツもできたから、事前回避の可能性も上がったけど。

あとは値段。B級とかいいつつも、普通の雲呑麺がHK$30とか。今は円安だから尚更。
「あー、今日は結構安上がりだった」とか思っても日本円にすると1,000円近かったり。
何がB級グルメかっていうお話で。あんまり価格的なアドバンテージを感じないわけでもあり。

盲点の街の中のB級グルメにブラっと

と、軽く考えただけでもいくつか理由が湧いて出てくる。
だから、ローカル店の喧騒を横目に心惹かれはするものの、敬遠するのが私の日常になっていた。
…のだけど、今日は何故だか香港の雑踏に紛れてブラブラしたい気持ちになって、
(ていうか、明日有給だから元気なだけ?)冷たい風が吹く中、荃灣の街を歩いていた。

この街、やはり私の中で完全に盲点になっていた場所だと思う。
市街中心地の高騰する家賃から逃れてくる名店がひしめいていて、まさにグルメ街の
様相を呈しているし、人の多さ、街の大きさも私にとってちょうど良い。

そして、私はとある店に向かう。ツイッターでお友達の方に紹介していただいた店。
山西名物刀削麺を出してくれる店だそうな。香港ローカル食とは決して言えない代物だが、
これも立派なB級グルメ。今日の私にはピッタリな一品と言えるだろう。

刀削麺
この麺はしっかり店内で手打ちしてくれているもの。つるつるしこしこ、腰があって美味。

刀削麺
ね、ほら。
おそらく二人共カメラ目線でポーズ決めてくれてたと思われるのだが、バッチリ見切れてる。
私のカメラセンスに乾杯だ。

刀削麺
油菜と凍檸茶も揃えば、すっかり香港ローカル食堂の面構え。
刀削麺の方も、遅れて麻辣風味の猪扒がやってきて、ますます素敵な味に。
たっぷりトッピングのニンニクも憎い演出だ。

 結局、ローカルB級グルメに回帰

先にいろいろ書いたけれど、私がB級グルメ店を回らなくなった理由。
多分、それは「言うほど美味しい?」って感じることが多くなったことも関係するのかもしれない。
ちょっと心躍ってしまうような驚きを引き起こすような美味しさに出会えなくなっていたこと。

でも、今日の店には久しく出会えなかったそれが間違いなくあった。
家賃高騰を理由にどんどん味が落ちていく香港ローカル店の数々。
そんな中にもこんなお店があったんだと思ったら、私のB級グルメ熱に再び火がついたような気もした。

正宗山西刀削麵皇 Shanxi Knife-Cut Noodle King

適当にFacebookに写真あげて終わりにしよっと思ってたんだけど、あんまりにも
美味しかったから、一記事書いてしまったなぁ。

ちなみに、私が今日食べたのは麻辣猪扒刀削麺 + 油菜(菜心) + 凍檸茶でHK$60。
え、やっぱ900円くらいしてんじゃん?っていう、ね。笑

追記

実はこのお店、Open Riceの評価が高いことでもわかるように、人気店のひとつ。
だから、食事時にはお店は大盛況で並ぶこともあるのだけど、分店もあるそう。
同じく荃灣なのだけど、若干こちらの方が人が少ないということです。
Facebookにて、情報いただきました。ありがとうございます!

 

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コメント

  1. 夜くらいゆっくりと・・・って在住の友人&知り合いから、やっぱり聞きます。自分も日本人だから、そう思うだろうなあ。「店内の喧騒もここならではの美味しいおかずのうち」と思いがちなウチは、旅人だけの勝手な贅沢をしてるだけなんだろうと思います。

    なるほど、都市部を逃れて荃灣で商うお店が残っていってるんですね?荃灣って、MTRで行っちゃうと賑わう方へ行くためにはちょっと歩かねばならないような。ゆえに侵食されにくくて良いのかもしれませんよね。ただ、湾に近い方角にL’Hotelという某国皆さま御用達の宿があるので、今後変わらないことを祈るばかりです。

    最初と最後の旨そうな写真が同じ2枚・・・そこにHKLFさんの賞賛の気持ちが滲み出てるような気がします。ん?でも、召しあがる前の状態で写ってる・・・ということは2日連続で行かれたとか?!(笑)再び灯った火が下火にならないうちにどんどん発掘して教えて下さいね!でもそこには災害保険が必要かあ。うーん、無理強いはできません。。。

    • HKLF
      • HKLF
      • 2014年 12月 17日

      元気な日なら、喜んで下町に出かけたりもするのですが、やはり疲れてしまうと私は行動範囲が狭くなってしまいます。
      逆に日本に帰ったり、はたまた他国に旅行したりすると私も随分とアクティブになるんですけど。
      仰るとおり、旅行者の特権というやつだと思います。

      荃灣は確かに歩かねばなりませんね。
      私なんか特に荃灣西の方が家に近かったりするので、さらに歩くわけですが。
      でも今回、素敵なB級グルメに出会えたことで、私の荃灣出没率もかなり高くなるはずです。
      こえださん御用達の新明發もしっかりありましたし、一連の人気店は多くが分店をここに出しています。

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